全国初の16歳住民投票権

「16歳以上に住民投票条例」「全国初、大和市で成立」との見出し(東京新聞5日朝刊)。

神奈川県大和市で、16歳以上の市民に住民投票権を認めるとか。しかもこれは臨時ではなく常設型だから一種の革命だろう。
16歳といえば通常高校生である。義務教育が終わり、そろそろ行政や政治に関心を持つ年頃である。かくいう自分自身がそうだったのだから、周りはもっと関心を持って勉強していた者もいたことだろう。高校生のうちから、住民投票などで社会参加させるのは抽象論ではなく、非常に具体的で、それなりにメリットはあると思う。そうすれば中学や高校で学ぶ政治の基本的知識の「肉体化」につながるのではないか。また、自分の意見が一大事に反映されるわけだから、当然考えて悩む。思考力もつくと思う。
無関心層を増やさないためにも、意識改革として、これを機に全国の市町村は16歳以上に住民投票権を常設で認めるべきである。

蛇足だが、国全体として政府は18歳以上の選挙権についても議論を進めるべきだろう。


大和市自治基本条例を作る会HP
  http://www.city.yamato.kanagawa.jp/bunken/jyourei/index.html

▼未成年者住民投票条例一覧(長野県平谷村の中学生を含んだ住民投票は注目)
  http://www.rights.or.jp/html/documents/jumin.html