論文試験所感

31日、会社の昇級試験終了。


2週間ぶりの日記書き込みであるが、これまで書き込んでいなかったのは昇級試験の論文対策のためであった。自分でテーマを決めて文を書き、上司に添削してもらうなどいろいろと対策を施したのだが、やはり難しい。
実際、今日の試験でも合格をもらっているという自信はない。
昇級試験の論文というのは大抵、その会社の方針についてあなたはどう取り組んでいるのかがテーマとなるのだが、自分はこの手の試験、論文というのが非常に苦手である。
普段から会社方針について同僚や上司とコミュニケーションを取ってないからだとは頭ではわかっているのだが、いざ行動しようとなると人とコミュニケーションが成り立ちにくい自分としては非常にやっかいな課題となっている。
また、実際の仕事でも出来ないものは多いので、体験に基づいて書けないというのも大きな要因を占めていると思う。健聴者のように主体的に物事を運営するということが難しいので、どう取り組んでいるかと訊かれても答えることに窮してしまう。方針に沿って、こう主体的に取り組んでいますと大きな声で言いにくい部分がある。
そんなの言い訳だよと人は思うかもしれない。かくいう自分もそう思う。とは言え、耳学問だけで論文が書けるのだろうか。ましてや聴覚障害者は耳学問ですら半端なのだ。人は活字情報より、耳に入ってくる情報のほうが理解が深いとも言われている。聴覚障害者は情報を活字だけで「う〜ん?」と唸りながら、何とか理解しているというのが実情である。ここで理解だけにやっきになるあまり、考えるということをしなくなってしまう恐れも出てくる。
あとは、文章作成のスキルが身に着いているかが問われるし、本番に強いかどうかも論文試験のポイントだろう。


以上、愚痴になってしまったけれど、また来年チャレンジだ。って結局、給料を上げたい、出世したいと思う人は昇級試験を毎年受けなければならないんだろうな・・・大変だ、これは。