ハンセン病問題を考える

yuzai2004-10-02

tongtong氏と国立ハンセン病療養所多磨全生園並びに高松宮ハンセン病資料館へ。

「地下社会」に関心のある者、あるいは僕自身が「地下社会」にどっぷりと浸かっている人間として、ハンセン病問題という事象もまたこの世で生きることの理不尽を認識させる一つの要素であると再確認する。現実にハンセン病元患者も世の中の偏見や差別と戦ってきた。今や、彼らの大半が老年である。過ぎた日々はもう取り戻せないのだ。そのことを思うと、ネガティブかもしれないが世の中はやはり理不尽にできていると感じざるを得ない。そして残念ながら今でも偏見や差別は続いている。回復者の社会への交流に対する世の中の目はいまだに未学習である。
自分もまた、ハンセン病に関して知識はない。わからないことだらけだ。でも資料館でハンセン病の歴史を目の辺りにし学習することで、自分の中で「偏見はない」という自信は強固になったと思う。

ハンセン病リンク集(随時更新中)
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