招かれざる客

睡眠時無呼吸症候群
実は8月始めに健康診断を受けたときに医師にその疑いがあると言われた。今年に入って、何故か昼間眠くなりがちで、体がややだるくなっていることを話した。自分ではただの寝不足や運動不足や食生活の偏りから来ているものだと思っていた。もちろん、これだけ不養生な生活を送っていれば、体もおかしくなろうというものであるが、まさかそんな大げさな病名を告げられるとは思ってもみなかった。大体、サラリーマンの大半は日常的にストレスを抱えているものだし、皆、似たような生活を送っているものである。
思わず、「えっ?」と我が耳を疑ったが、医師は「最近流行していますね」とも言う。そう言えば、新聞を読んでいてもこの言葉が目に入ってくることが多くなっているようにも感じる。
ちなみに、睡眠時無呼吸症候群とはこれほどわかりやすい病名もないだろう、文字通り読んで字の如くである。寝ているときに呼吸がない状態のことをいう。もちろん、全く呼吸がないと死んでいるのと同じなわけで、そうではなく、無呼吸状態が何度かあるという症状のことだ。断続的に起きているとはいえ、ちょっと恐い。
では、何故このようなことが起こるか。「家庭の医学」などで調べてみたが、先述のような不養生な生活はもちろん、身体的不調(痛み、かゆみ、せき、頻尿、怪我)とか、睡眠にとっての不都合な環境(明るさ、騒がしさ)、睡眠・覚醒リズムの変調(夜更かし、爆睡、寝不足、時差ぼけ)などが挙げられるという。
では、睡眠時無呼吸症候群になるとどうなるか。昼間に耐えがたい眠りに襲われる、夜寝ているときは無呼吸の他に大いびきをかく症状が見られるそうである。
確かに昼間仕事をしているときにどうしようもなく睡魔がやってくるときがある。そうなったら、席を立って体操したり、コーヒーを飲んだり、栄養ドリンクを飲むようにして眠気を払っている。電車に乗って座ると、もうグーグーである。
もしかすると骨折が拍車をかけたのだろうか、最近に限ってもどうもオカシイ。医師は検査をすすめたが、ここはひとつ検査してもらおうと思っている。ただの疲労であればいいのだが、大変なことにならないうちに検査入院しなくてはと焦っている。
インフルエンザにかかったり、骨折したり・・・何か悪魔にとりつかれているのだろうかと疑心暗鬼になる。詳しくは知らないけれど、確か男の厄年は42歳だよな?それとも何かの試練を与えられているのだろうか?