野島公園散策

yuzai2004-08-02

8月1日快晴の日に。

京浜急行金沢八景駅から海のほうへ向かって歩くこと約20分、野島公園に着く。今はシーサイドラインができて、野島公園駅から至近ということで便利になったが、運賃がもったいないので歩いて行くことにした。
この野島公園八景島シーパラダイスと同じくらいの面積の島の上にあって、地元では野球やバーベキューをするところで有名である。自然も沢山あって、休日は家族連れで賑わい、子供にとっても格好の遊び場である。自分が子供の頃もよくここでお世話になった。
さて、何故、僕はかつての遊び場に行くことになったか。
実は子供の頃から気になっていた、ある施設を見に行くためであった。
そのある施設とは、防空壕跡である。かくして、いまだに防空壕跡は野島公園に存在していた。防空壕といえば戦時下のシェルターのようなものであり、人が数人入れるようにした、いわば土の家である。それ故に小規模なものが多いが、ところが野島公園防空壕跡は桁違いに巨大であり、今は一つの廃墟となっている。しかも穴の部分がコンクリートできちんと造られているから、まさに巨大トンネルだ。
どのくらい巨大かというと、まず入り口の幅が目方で約50〜60メートル、穴だけの高さが15〜20メートルはある。そして穴の上にある「丘」を含めた全体の高さは、40メートル以上はあるだろうと思われる(あくまでも目方で)。
なお、中にはバリゲートがしてあって相変わらず昔から入れない。
地元では、防空壕だと言っているけれど、冷静に考えてこんな防空壕ってあるのだろうか。奥行きもかなりありそうな気がするので、人間ではなく、何か他のものを入れる目的で造られたとしか思えない。例えば飛行機?とか。誰がいつ造ったのかもわからない。謎である。
地元の金沢図書館へ行っても詳しい資料は見当たらない。自分の検索の仕方が下手なのかもしれないが、関連図書も見当たらない。
手がかりは一つ。その野島公園の管理事務所に訊いてみたら、「金沢区役所の市民課に訊いてみて。資料があるかもしれないよ」と言われた。
まるで、探偵の謎解きのような感じだが、それでも僕は知りたい。何故に今になってと言われたら答えに窮するが、子供の頃からずっと頭の片隅にあったのだ。
ネットで調べてはみたが、野島が昔は軍事施設だった、とまでしかわからない。とにかく今度は有休を利用して金沢区役所に足を運んでみたいと思う。