天神祭

yuzai2004-07-26

24〜25日、大阪まで天神祭を見に行く。

天神祭とは日本三大祭(他は京都祇園祭、東京神田祭)の一つであるというから、さすがに規模は大きく絢爛豪華であった。詳細は歴史書に譲るとして、この祭りが951年に始まって以来、一千年余り続いている伝統的行事であることを知って驚いた。

メインは「陸渡御」と「船渡御」と呼ばれる、いわば行列のお渡り、進行である。

「陸渡御」は貴族の衣装をまとった行列が、大阪天満宮から菅原道真の「御神霊」を出して、街中を見せて歩くというものである。その行列とは約3,000人の供奉者から成る。
「船渡御」は陸渡御を終えた一団がやはり「御神霊」を抱えて船で川を上り下りするというもの。その川は大川と言い、約12,000人の供奉者を乗せた約100隻の船が行き交う。夜の打ち上げ花火を背景に船に乗っている人の表情もわりとにぎやかだった。

「御神霊」を持ち出すからには、普通はもっと厳かに行なわれるものである。が、こんな大きな祭りとなると違うのだろうか、やはり想像どおり、人、人、人で集まり、露店の数は予想以上であった。

特に印象的だったのは、夜の川を電燈を灯しながら航行する「船渡御」。幻想的なイメージはあるが、欲を言えばこれをもっと本格的に絵にしたかったなぁ。持って行ったのは300万画素の普通のデジカメだったから。それにゆっくり撮っている時間も無い。これが行なわれたのは日曜の夜だから、月曜から東京で働くサラリーマンとしてはちょっと厳しいものがある。
いわゆる「灯篭流し」の拡大版が「船渡御」かなとふと思ったりもしたが、あれは祖先の供養でありお盆にやるものだから意味合いが違うか。

今回の旅は予備知識もなしに急に行くことになったが、良かった〜と思う。久し振りに大阪名物の「どて焼き」も食えたし、余は満足じゃ。それにしても「どて焼き」って何であんなに旨いのだろうか。あと鱧の寿司も食ったんだっけ。旨かったなぁ。